消防車両の適切な納期の設定をお願いします!
消防車両の標準的な納期「シャシ(車体)の発注から納入まで」を概ね7~9ヶ月とお伝えしておりますが
近年では仕様の多様化(電装品等複雑化・各機能複合化艤装)、製造を取り巻く環境(シャシの排ガス規制
・半導体不足・物流の遅延)、社会情勢の変化や法律の整備(働き方改革・時間外労働規則)等により
2023年度以降はこれまで以上に年度内履行(年度内納入)が厳しくなる事が予測されています。
かねてから架装時間の短縮に様々な工夫・手法を用いていますが、受注生産でかつ単年度事業という
特殊性にくわえ作業のための時間が従来よりも減少していることから、それにも限界がきています。
これらはポンプ車・積載車架装メーカーだけの話ではなく、消防車製造に係るあらゆる工程の関係者
シャシメーカー・架装業者・陸送業者・部品業者・無線業者・ディーラー等すべてに該当します。
以前より消防庁は「消防車両の早期発注及び適切な納期の設定に努めていただきたいこと。
特に、緊急消防援助隊設備整備費補助金の全ての補助対象に付いて、繰越事由に該当する場合にあっては
歳出予算の繰り越しを可能とする予定である」旨の文書が発出されています。
消防関係の皆様には、歳出予算の繰越を含めた早期発注や契約納期の設定にご理解とご協力をお願い致します。
※ この内容はJFPA(一般社団法人 日本消防ポンプ協会)様が発行された文言を一部お借りしております。